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みーみの天使

2008年8月5日
ディジェットが天使になりました。

5歳10ヶ月の命でした。

願っていた奇跡は、起こらなかったけど、
本当の奇跡は5年前、ディジェットと巡り会えた事。
だから、神さまに感謝の気持ちでいっぱいです。

Digit.jpg

2003年6月21日
保健所で出会ったあの日から、たった5年間でしたが、
ディジェットが私を「レスキュー」して幸せにしてくれた気がします。

今は悲しくて、会いたくて、愛おしくて、涙が止まりません。

ディジェットが病気になっても私と主人は、悔しい程何もしてあげれませんでした。

でも、動物病院の先生を始め、スタッフの皆さんが、
全力でディジェットの治療に専念して下さった事が、私達の唯一の救いとなりました。

そして、ディジェットへの励ましを驚く程沢山の方から頂きました。
あの子が皆さまに出会う事ができ、そして皆さまに愛してもらえた事が、
悲しみを喜びに変えてくれました。

私は、全ての方に頂いたお言葉の一言一言に、慰められ、勇気づけられ、支えられて
今、こうして生きる事ができるのだと実感しています。

本当に本当に、ありがとうございました。


beloveDigit.jpg

ディジェットが旅立ち、悲しみは底知れません。
このブログを書きながらも、勝手に涙が次から次へと頬を流れ落ちて行きます。

でも、ディジェットは私に大切な友達や思いやりの心を残してくれました。

ー皆さまへの感謝を忘れず、命の為に自分が出来る事をするー

それが、私にできるディジェットの生きた証を残す事であり、
あの子への恩返しだと思っています。


Digit, my sweet heart.

Mama is so proud of you, and she will be strong for you.
So, please stay with me as my guardian angel and continue living on in my heart.

Rest in peace.
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ありがとうを伝えたいから‥‥

電話やメールをくれた友達、
どこかでみーみの事を心配して下さっていた方々、
お返事や近況報告もろくに出来なくて本当にごめんなさい。
皆さまのお気持ちは、本当に嬉しく沢山の勇気になりました。
だから、どんな事があってもみーみは幸せです。


**********

6月18日
6月のレスキューバザー直後、愛犬のディジェットの体調が急激に悪化しました。

「ハーシーがいなくなって、寂しいのかな。」

そんな事を思いながらお散歩に行っていると、
ディジェットが地べたに座り込んでしまい、立てなくなったのです。

慌てて、掛かり付けの動物病院へ連れて行くと、
「貧血と覆水が溜まっている。」っと先生が、
緊急で検査に取りかかってくれました。

腹水のサンプルを接種する為に先生が注射針をお腹に刺すと、
お腹に溜まっていたのは腹水ではなく、真っ赤な大量の血でした。

私は、動揺して立っていられずドアにしがみついて震えていました。
早退して帰って来てくれた主人に「なんで一緒に行ってくれなかったの。」っと
訳も分からない事を言いながら、また大泣きしました。

「僕が悪かった。」
そう何度も言う主人に非は無いのに。。。
子供のようにダダをこねて泣いている私を3匹の猫達は、交代に慰めてくれました。

それから幾つもの検査をして、ディジェットの右腎臓に腫瘍がある事が判明しました。

その腫瘍摘出手術をするにも、高熱が出たり、血小板の値が低かったり、
凝固検査や腎臓検査に引っかかり、3回も延期になってしまったのです。

flowersfromSakuramama.jpg


その間ずっとディジェットの呼吸は荒く、熱も42度を越え、
食欲も無くなり、息を凝らして唸ってました。
苦しんでいる姿を目の前にしても、
何もしてあげれない事が辛くて、私も毎日泣いてばかりでした。
不運にも主人の海外出張と重なり、
大切な物が2つも遠ざかってしまった感じでした。

sickDigit.jpg

でも本当に辛いのは、ディジェットと一緒にいてあげれなかった主人であり、
そして誰より苦しんでいる、ディジェットなんだよね。

‥‥私は、本当にわがままだ‥‥

BeforeSurgery.jpg


そして、4度目の正直で手術ができたのが7月15日

右の腎臓を全て摘出するとても危険な手術でした。

手術後に、先生に見せて頂いた腫瘍は、
卵程の腎臓に対して、野球のボール程の大きな物でした。

こんな大きな腫瘍を…辛かったね。もう大丈夫‥‥
っと思ったのもつかの間、今度は腹水が溜まり
その圧力で傷口が破裂してしまい再度手術。

afterSurgery.jpg


7月23日
いつものように、お見舞いに行くと、
摘出した腫瘍の臨床検査結果が出ていました。

それは、私達が思いもしなかった「血管肉腫」という悪性腫瘍。

始めは先生が何をおっしゃっているのか、訳が分かりませんでした。
徐々に理解し、余命が短い事を知らされ、
気がつくと、また大粒の涙がいっぱいポタポタっと溢れ出ていました。
一生懸命説明して下さっている先生の言葉が、耳に入って行かず、
声も出なくなり、「いつ退院できますか。」っと掠れ声できくのがやっとでした。

家に帰ってネットで検索してみると、先生がおっしゃっていた通り、
ディジェットの今までの症状がピタリと当てはまりました。
そして、ほとんどの血管肉腫による内臓にできた摘脾は、1-3ヶ月の余命、
抗ガン剤治療を行っても、少々延命するのみで5-7ヶ月だと改めて認識しました。

そしてwikipediaに載っていた皮膚にできた血管肉腫の写真を見て
私も主人も唖然としました。
昨年の8月。
ディジェットの首に出来ていた物と全く同じ物だったのです。

その時は、今の獣医さんを紹介して貰う前だったので、
近所の獣医さんに検査してもらったのですが、
「虫さされか何かでしょう。」っと言う診断に安心していました。

もちろんネット情報で自己診断をしてはいけないと思います。

ただ、あの時からもうすでにディジェットはこの病に襲われ
辛かったのだと思うと、胸が痛んで仕方ありません。

長い間、何も気づいてあげれなかった事。
長い間、たった1人で病と戦っていた事。
それなのに、いつも笑顔をくれた事。

ごめんね。ディジェット。

SmileDigit.jpg

後どれくらいの命か分からないけど、
この子の死を悔やむより、この子に出会えた事に感謝できるように、
残りの余命を精一杯幸せにしてあげたいと思います。

それが私の償いでもあり、ディジェットに伝えれるたった一言のありがとうだから。

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